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覚えておきたい!介護士が教える現場で使える基礎的なお薬の知識

 
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※お薬は用法容量を間違うと事故につながりかねないので

かかりつけのお医者様や薬剤師に相談してご利用ください。

目次

「気をつけよう、服薬事故」

高齢者は様々な病気を患っていることが多く、その症状を軽減させたり治癒させる為に数種類の処方薬を服用していることも珍しくありません。

もちろんそれぞれ効能は異なるので、同じ色の錠剤でも判別出来るように記号がついています。

しかし、視力が低下した高齢者にはわかりづらいので間違って服用してしまうこともあります。

また、認知症の有無に関わらず、服用忘れなども多いのでご家族の目などで確認が出来ると安心です。

施設では誤薬などの服薬ミスは避けることが可能な事故とされており、
声に出して服薬日時と氏名を確認しています。

手に渡しただけでは落としてしまう方もいるので、
その場合は薬を口に入れて飲み込むまでの服薬確認を徹底しています。

在宅での場合は飲み忘れや飲み間違いが起こりやすいかと思いますが、
100円均一やホームセンターなどにも売っている
お薬カレンダーに日にちごとに分けて薬を入れておくと良いでしょう。

かかりつけ薬局に薬を一包化してもらうようにお願いしておくと、
何種類かの薬を服用1回分ずつにまとめてくれます。

これは有料となりますので、事前にかかりつけ薬局に聞いてみると良いかと思います。

食卓や台所の目につくところに置いておき、
それでも忘れてしまいそうな場合は携帯などのアラーム機能を使うこともオススメです。

服薬管理が自分だけでは心配な場合はヘルパーの助けを借りるのもいいかもしれまん。

 

「鎮痛剤の種類」

痛み止めは高齢者にとっては結構お世話になる機会も多いかと思います。

種類はたくさんありますが、鎮痛効果の強さが異なってくるので
それぞれ特徴と合わせて覚えておくといざと言う時に役に立つでしょう。

一般的に服用する非ステロイド性抗炎症薬とは、
抗炎症作用・鎮痛作用・解熱作用がある薬剤の総称です。

中でも最も強力なのはボルタレンで、抗炎症効果が強いものの胃に負担が大きいので
高齢者に使用する際には注意が必要と言われています。

インドメタシンも効果が強めで胃に負担が大きいとされていますが、
主に外用薬として使用されています。

副作用が少なくて、そこそこに効くのがロキソニンです。
よく痛み止めと言ったらロキソニン!というほど定番の薬かと思います。

高齢者の場合はロキソニンがあるとと胃薬と一緒に処方される場合が多いです。

安全性が高くて小児にも使えるのは、カロナールイブプロフェンでしょう。

しかし、この非ステロイド性抗炎症薬は使用期間が長くなるほどに使わず

いられなくなって効き目が薄れてしまってしまうのが欠点なのです。

 

そこで注目されているのがトラムセットで、3つの鎮痛効果を有する薬剤で
神経痛の有無に関わらず、広く整形外科領域の痛みに有効なものです。

ただ鎮痛効果は強力ですが、服用を止める際には徐々に減量するようにとされており、
突然止めてしまうと副作用が起こる恐れがある非オピオイド配合製剤と分類されています。

 

「睡眠薬の種類」

不眠状態の解消や入眠の手助けを目的としているのが睡眠薬で、介護現場では眠剤と呼ばれることが多いです。

市販薬でも睡眠導入剤がありますが、あまり効果が期待できないものが多いと感じる方が多いようです。

眠剤を服用している高齢者は少なくありませんが、
依存性が高かったり副作用があることから服用するのが危険な場合があることを覚えておくとよいでしょう。

まず基本的には眠剤を服用したらすぐに寝床に入ると
効き目を逃さずにスムーズに入眠できるかと思います。

服用してから30分〜1時間ほどで効果が現れるので、
高齢者の方はそれまでに寝床に入るようにしましょう。

そうでないと、眠剤の効果が出てきてウトウトしてしまうことで転倒の危険性もあるからです。

一般的に医師から処方されるのはベンゾジアゼピン系と分類されるもので、
ハルシオン・エバミール・ドラールなどが挙げられます。

ハルシオンは効果が早いですが依存性があるので注意が必要ですが、
効果の継続が短いのが特徴です。

ハルシオンよりも効くのも早くて継続して効き目があるのがエバミール、
長時間作用型で効果が効きすぎてしまうこともあるのがドラールです。

非ベンゾジアゼピン系と呼ばれるものの中には代表的なものがマイスリーで、
超短時間作用で依存性も副作用も出にくいのが特徴です。

高齢者の場合は眠剤を飲んでいることを忘れてトイレに行こうとされて転倒したり、
翌日まで眠剤が効きすぎて普段はご自分で歩かれる方がフラフラで支えないと歩けないほどになってしまう方もいます。

眠剤の服用は様々なリスクがあることを承知のうえ、医師と相談して服用することをオススメします。

 

「服用方法・副作用にご注意!」

高齢者に多い薬の副作用としては、ふらつき・もの忘れ・食欲低下・便秘・せん妄などがあります。

加齢によって肝臓や腎臓の機能が低下することで薬の代謝と
排泄に時間がかかることから薬が体内に長くとどまってしまう傾向があるので、
高齢者は副作用が出やすいと言われています。

自己判断で薬を増やしたり減らしたり飲まなかったりしてしまうと、
副作用が出て重症化してしまうケースも少なくありません。

また、相互作用と呼ばれる薬の飲み合わせが悪いと薬の効き目が強くなりすぎたり
弱くなってしまうことがあるので、処方薬と市販薬・サプリメント・健康食品を
一緒に摂取する場合は医師に相談した方がいいでしょう。

薬の服用方法ですが、食前であれば
食事の30分前ほどを目安にして食後も30分後くらいまでに服用します。

直射日光を避けて湿気の少ない涼しいところで保管するのが基本ですが、
中には冷所保存や遮光保存などが必要な場合もあるのでそれぞれの薬に適した方法を把握しておく必要があります。

また、高齢者は誤嚥しやすいので粉薬などの飲みにくい場合は
オブラートを使用するのも良いでしょう。

口の中が乾いていると薬も飲みにくいので、
水分を少しでも摂取してもらって湿らせてから服用します。

たかが薬・・・と安易に考えてしまっている高齢者も多いのですが、それは危険です。

かかりつけ薬局を決めてお薬手帳を作成しておくと処方薬の把握もしやすいので、
かかりつけ薬剤師に相談しやすい環境を作っておくことをオススメします。

 

 

 

 

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