「杖なんて格好悪い」と頑固だった身長180cm・75歳男性の心変わり
私は滋賀県で杖専門店「近江一文字」を経営している林 知史と申します。
長年この仕事をしていると、さまざまなお客様との出会いがありますが、
特に印象深かったのが、ある頑固な高身長のご高齢男性との出会いでした。
その方は最初、杖を使うことに強い抵抗を感じていらっしゃいましたが、
最終的には「この杖に出会えて良かった」と涙を流してくださったのです。
目次
「杖なんて老人の象徴だ」息子に連れられて来た75歳男性
春の暖かい日でした。50代くらいの男性に付き添われて、背の高いご高齢の男性がご来店されました。
身長は180cmほど、元気そうに見えるのですが、歩き方に少し不安定さが見えました。
「父を連れて参りました。最近、足元がふらつくことが多くなって、医師からも杖の使用を勧められているのですが…」
息子さんがそう説明される横で、お父様—山田さん(仮名・75歳)は不機嫌そうな表情を浮かべていらっしゃいました。
「息子が勝手に連れてきただけだ。わしはまだ杖なんて必要ない」
山田さんは元会社員で、定年まで管理職を務められた方でした。
プライドが高く、「杖=老いの象徴」と考えていらっしゃったのです。
「普通の杖では格好がつかない」高身長男性特有の悩み
息子さんが事情を詳しく説明してくださいました。
「実は、薬局で一度杖を買ったんです。でも父は『こんな短い杖では格好がつかない』と言って使いたがらなくて…」
なるほど、と思いました。
身長180cmの山田さんには、ドラッグストアやホームセンターで一般的な80cmの杖では確かに短すぎますし…
しかも花柄って、おばあさんみたい…
むしろ、なぜこれを買ったのか…
「腰を曲げて歩くのは格好悪い、と言って結局使わないんです。でも家族としては、転倒が心配で…」
山田さんご本人は黙っていらっしゃいましたが、表情に複雑な思いが見て取れました。
元管理職の男性が語った本音「見栄も大切なんだ」
息子さんが店内を見て回られている間、山田さんと二人きりになった時のことです。
「あんた、本当に良い杖があるのか?」
突然、山田さんが話しかけてこられました。
「実は…わしも内心では杖が必要だと思っている。でも、みっともない格好で外を歩きたくないんだ」
山田さんは続けられました。
「40年間、部下を率いて仕事をしてきた。いつも背筋を伸ばして、堂々としていなければならなかった。それが今になって、腰を曲げて杖をついて歩くなんて…」
「でも、息子の言う通り、転倒のリスクは感じている。家族に迷惑をかけたくない気持ちもある。だから、もし本当に良い杖があるなら…」
「これなら元管理職の威厳を保てます」琵琶瑠璃ロング登場
山田さんの正直なお気持ちをお聞きして、私は琵琶瑠璃ロングをご紹介しました。
「山田さんのような高身長の方のために開発した杖があります。単に長いだけでなく、品格を重視した設計なんです」
実際に手に取っていただくと、山田さんの表情が変わりました。
「おお、これは…軽いのに高級感があるな」
「しかも握りやすい!」
カーボン製の高級感ある質感と、適切な長さ。
背筋を伸ばしても自然に使える設計に、山田さんも納得されたようでした。
「これなら、確かに格好がつく。会社時代の部下に会っても恥ずかしくないかもしれん」
高身長高齢者特有のニーズに対応
琵琶瑠璃ロングの特徴をご説明しました:
- 適用身長172-192cm:山田さんの180cmにも最適
- 上品なデザイン:元管理職の威厳を損なわない外観
- 軽量設計:75歳でも扱いやすい310g
- 安定性重視:転倒リスクを最小限に
- 3年保証:長期間安心してご使用可能
- 手に負担になりにくい新開発グリップ
初めて杖を使った日「これなら続けられそうだ」
山田さんは琵琶瑠璃ロングをご購入くださいました。
1週間後、息子さんからお電話をいただきました。
「林さん、父の様子が全然違うんです。毎日、杖を使って散歩に出かけるようになりました」
そして、山田さんご本人からも後日お話をお聞きしました。
「最初は恥ずかしかったが、近所の人から『立派な杖ですね』と褒められてな。それに、安心して歩けるというのは、こんなにも気持ちが楽になるものかと思った」
3ヶ月後の変化「杖があるから外出が楽しい」
3ヶ月後、山田さんがもう1本予備に欲しいと、ご来店された時のことです。
「林さん、わしの人生を変えてくれて、ありがとう」
そう言って、山田さんは目に涙を浮かべていらっしゃいました。
「杖を使うようになってから、むしろ行動範囲が広がったんだ。転倒の心配がなくなったから、孫との外出も増えた。美術館や図書館にも足を向けるようになった」
さらに、予想外の変化も。
「同じマンションの高齢者仲間から、『その杖はどこで?』と聞かれることが多くてな。紹介してもいいかね?」
高身長高齢男性が杖を受け入れるための条件
山田さんのケースから学んだ、高身長高齢男性の杖選びのポイント:
1. 威厳を保てるデザイン
安っぽく見えない、品格のある外観が重要です。
2. 適切な長さ
背筋を伸ばして使える長さでないと、プライドが許しません。
3. 軽量性
高齢になると筋力も衰えるため、カバンに入れるなら軽さは必須条件です。
4. 安定性
転倒防止が第一目的なので、安定感のある設計が重要です。
5. 周囲からの評価
「立派な杖」と評価されることで、使用への抵抗感が和らぎます。
息子世代から父親への説得方法
山田さんの息子さんのように、高身長の高齢父親に杖使用を勧める際のコツ
「安全性」より「品格」を強調
「転倒防止」より「威厳を保てる杖」という伝え方が効果的です。
実物を見せることが重要
写真だけでは品質が伝わりません。実際に手に取れる機会を作りましょう。
周囲の評価を意識させる
「立派に見える」「格好良い」という周囲の声を想像させることが大切です。
お客様の声「同世代の友人も購入しました」
山田さん以降、高身長のご高齢男性からのお問い合わせが増えています。
元教師・178cm・72歳男性
「教え子との同窓会で『先生、その杖素敵ですね』と言われました。杖を持つことで逆に話題が生まれ、コミュニケーションが増えました」
元商社マン・182cm・78歳男性
「ゴルフ仲間からも好評です。品質の良いものを持っていると、それだけで信頼感が違うものですね」
プライドを大切にした杖選びを
高身長の高齢男性にとって、杖は単なる歩行補助具ではありません。
これまで積み重ねてこられた社会的地位や品格を表現するアイテムでもあるのです。
だからこそ、見た目の良さ、品質の高さ、そして何より適切な長さが重要になります。
琵琶瑠璃ロングは、そんな高身長高齢男性の気持ちを理解して開発された杖です。
まとめ:高身長だからこそ妥協しない杖選びを
山田さんのように「杖なんて格好悪い」と思っている高身長の高齢男性は多いと思います。
でも、適切な杖を選べば、むしろ品格を高めることができます。安全性と威厳の両立は可能なのです。
ご家族の方も、単に「安全のため」と説得するのではなく、「品格を保てる良い杖がある」という伝え方をしてみてください。
きっと山田さんのように、杖のある生活を前向きに受け入れてもらえるはずです。