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現役介護福祉士が経験から伝える認知症の初期症状と対応策とは

 
認知症 初期症状
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こんにちは近江一文字です。
当店ではよりよいシルバーライフを提案するために
積極的に高齢者や介護の現場である医療機関
介護福祉士さんとの交流をし、情報交換をしております。

 

そんな中で中高年が気になる「認知症」というものについて
お話を伺ってきたので、認知症と対策についてお伝えします。

 

あなたのご家族の認知用の予防や早期発見の
役に立てば幸いです。

 

目次

「介護士が伝えたい認知症のこと」

日本認知症学会 学術集会 会長 下濱 俊氏
札幌医科大学医学部 神経内科学講座教授によると

早期診断と適切な運動をすることをお勧めされています。

現代の日本では高齢者が増えていく一方であり、認知症高齢者も増加しています。
今や240万人を超えているとされ、
85歳以上の高齢者の4人に1人は認知症だと言われているほどです。

高齢者自身はきっと自分自身が認知症になってしまったら
どうしようという不安を抱いているかと思います。

そのご家族であっても親や身近な人が認知症に
なってしまったらどうすればよいかわからないと
心配されている方が多いことでしょう。

認知症とは様々な要因で脳の細胞が委縮したり死んでしまったり
働きが悪くなってしまうことで起こる記憶・判断力の障害で、
日常生活に支障が出てしまう症状のことです。

年齢とともに物忘れがあることが増えてくると思いますが、
それは老化によるもので認知症とは異なります。

では、その違いを知っておくことで
認知症の早期発見に繋がることもあるでしょう。

残念ながら認知症を完治させることは出来ませんが、
早期発見、お薬、適度な運動によって進行を遅らせることは可能です。

私は介護福祉士として介護に携わって、今までたくさんの認知症高齢者と関わってきました。
症状がひどくなるとまるで別人となってしまうこともあるでしょう。

しかし、やはり認知症であっても誰もがなりたくてそうなったわけではありません。
認知症と診断されてしまう前に、認知症かも?と思える初期症状があります。
それを早期発見し、早めに対処していくことは
ご本人にとってもご家族様にとっても必要なことではないでしょうか。
介護士としての経験から、認知症かもしれないと考えられる初期症状とその対応策をご紹介致します。

 

「認知症の初期症状とは」

認知症の初期症状は、日頃からその方の性格や行動パターンを
理解しておくとより早期発見に繋がります。

「老化のせいだろう」

なんて考えていると対応が遅れてしまうのですが、
正直なところ認知症の判断するのは難しいところです。

私が働いている施設を利用されている方で、
ちょっと気難しい80代後半の入居者様がおられます。

その方を例として挙げてみますと、
いつも洗濯物に気を遣って乾燥機を使わないでほしいと要望がありました。

身だしなみや服装もキレイにされている方だったのですが、
徐々に服装や洗濯物を気にしなくなっていったのです。

便利だからと日中は首から白いタオルをかけて、
今まではモコモコした靴下しか好まなかったのも

「どれでもいいよ」なんて言うようになりました。

洗濯物も乾燥機にかけても気にしなくなり、
食事の際に洋服を汚してもそのままということが増えてきました。

トイレが終わればコールを教えてくださってお手伝いをしていたのですが、
そのコールを押すことや手を洗うことなど、
今までやっていた当たり前の手順を忘れてしまうようになりました。

なにか声をかけてもその指示動作が入らずに
理解されていないことが増えてしまい、
更にはなにか説明をしようとされているものの何を話したいのかわからずに

「なんて言ったらいいのかわからん」

が口癖のようになりました。

これこそが認知症の初期症状で、判断力が鈍くなったり
人柄が変わったり意欲がなくなるということが挙げられます。

趣味だった裁縫や家庭菜園に興味を示さなくなった、
好きなテレビ番組を観なくなったとか
得意だった料理の手順がわからなくなったなんてことも
初期症状の疑いがあるでしょう。

人に何かを説明するのが困難になって、
突拍子もないことを話し出したりとか突然怒り出したりとか、
その状態をご本人も煩わしくなって「頭がおかしくなった」と訴えることもあります。

きっとご本人も以前とは違う自分に戸惑っていることと思います。
日頃から認知症のの可能性を考える手がかりとして、
ご家族の方もこれらの初期症状を
心に留めておいてもらえたら気付くきっかけになるかと思います。

 

「単なる物忘れと認知症を疑う症状の違い」

認知症の初期症状として、物忘れがひどくなるという症状があります。
同じことを何度も聞いたり話したりする、
忘れものや置き忘れなどが増えてくるというのも初期症状のひとつです。

しかし、これらは単なる老化の物忘れと判断がつきにくいように思います。
誰だって置き忘れや出しっ放しにすることはありますし、
同じことを話すこともあるでしょう。

よく判断基準とされるのが、

  1. 食事をしたことを忘れたのか
  2. 食事をした献立をわすれたのか

というところです。
食事をしたことを忘れて

「ご飯まだ?」

と聞くのは、要注意かもしれません。

認知症と疑われる特徴としては、
体験したことをまるごと忘れてしまうことです。

食事の献立を忘れてしまうとか、
例えば買い物に行って買ってくるものを忘れるなんてことは
認知症の心配というよりも単なる物忘れです。

買い物に行っていつもの帰り道がわからなくなったりすると、
これは「見当識障害」という日付・時間・場所などがわからなくなる認知症の症状のひとつです。

現在進行形で行なっていることの目的そのものが思い出せなくなってしまいます。
施設で生活している入居者の方々では、
いつも利用しているトイレの場所がわからなくなる
というのは認知症を疑う判断基準にもなっています。
ご家庭でも住み慣れているはずの我が家でトイレの場所を探すようになったり、
トイレに行ったこと自体を忘れてしまって何度も行こうとされていたりはしませんか?

 

「認知症予防の為の生活習慣」

高齢になると身体的な衰えもあって、
出掛けることが億劫になってしまったりして引きこもりがちになってしまうことがあります。

また、近年では独居の高齢者も増えているので
喋り相手がおらずに1日誰とも話さないなんてこともあるようです。

こんな生活が続けば、どんどんボケて認知症になってしまうようなものです。
なので、在宅で生活をされる場合には
デイサービスの利用や地域活動などに積極的に参加されることをオススメします。

様々なレクリエーションをして身体を動かしたり、
同世代と方とお話が出来るきっかけの場にもなるでしょう。

もし自分がそうなった場合に置き換えて考えてみましょう。
1日中テレビを向かい合って食事をしてトイレに行く時に動くだけで、
ただ毎日何もなく過ぎていくだけという生活だった場合に退屈だとは思いませんか?

人と関わることがあまり好きではないという高齢者の方も多いので、
その場合は能力トレーニングをオススメします。

高齢者向けの脳トレのテキストなども書店などで購入することが出来ます。
大人の塗り絵なども意外と若い世代の方でも
ハマる人がいるほどなので、良い趣味になるかもしれません。

また、認知症予防プログラムとしてもよく実践されているのが回想法です。
回想法というと難しい方法のように思いますが、
ただ家族や近所の方と昔の思い出話をしたりアルバムを眺めたりすれば良いのです。

過去の記憶を思い出してもらうことで心情の変化が起こって
人とコミュニケーションを図る意欲が生まれてきて、
人と関わることで認知症予防に繋がります。

昔旅行に行った話などの家族の想い出話をしてみたり、
ご家族から「私って小さい頃、どんな子供だった?」なんて聞いてみるもの良いでしょう。

きっと嬉しそうに我が子の思い出を話してくれることと、思います。
テレビを観ながらで良いので、手足を動かす運動をしてみたりするのも
認知症予防の為に生活習慣のひとつに取り入れていきたいところです。
無理のない程度に生活習慣に予防策を取り入れていきましょう。

 

認知症予防まとめ

いかがだったでしょうか、認知症について正しく理解することが大事で
兆候を感じたら医療機関に早目に受診されてください。

また、認知症が気になる前に禁煙など健康状態に気を付けて
運動をすることがとても有効と、
日本認知症学会 学術集会 会長 下濱 俊氏もおっしゃられています。

日ごろから健康的にお散歩するなど適度な歩行運動をするためにも
ウオーキングステッキなどの杖も活用してみてはいかがでしょうか。

近江一文字ではおしゃれなウオーキングステッキをお取り扱いしています。
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