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現役介護福祉士が語る高齢者との会話の必要性と向き合い方

 
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こんにちは近江一文字です。

当店では杖やステッキを販売するだけでなく

主な使用者である高齢者とのお互いに良い環境つくりのために

現役の介護福祉士さんと連携し情報交換しています。

今回は高齢者との会話の重要性についてお話いただきました。

 

目次

声かけの大切さ

介護職には人間性やコミュニケーション力がとても重要になってきます。

人手不足によって、職員は苛立ちや疲れてしまっていることもあるかと思います。

 

超高齢社会になりつつある現代は、
介護用ロボットも導入されてくるかもしれません。

でも、人の人との関わり合いで感じられる温もりや
心のこもった言葉をかけられるのは人間しかいないのです。

 

高齢者の方々も不安や淋しさ、長年の様々な感情を抱えられています。

それなら、介護に携わる立場としては
笑顔を忘れずに皆様と関わっていきたいものです。

 

まず相手のことを知って、
それを受け止めて徐々に信頼関係を築いていけることが必要でしょう。

 

日頃の声かけに関しても、例えば施設入居者の居室に入る時や
車椅子を動かす時など「これから何をするのか」を伝えていきましょう。

 

それによって入居者の方も協力してくれようとしたり、
これから何をするのか知っていることでの安心感が出てきます。

 

 

無言で介護をする恐怖心

今まで介護現場で何年も働いてきましたが、
声かけが足りない職員が意外と多くいます。

もし自分が車椅子に乗っていて、
急に動かされたらどう思うでしょうか?

驚いてしまうことはもちろん、
もしかしたら転落してしまう恐れだってあり得ます。

「どこに連れて行かれるんだろう」

と思っても、自分で意思表現を出来る人なら良いかもしれませんが、
そうでない方だっているんです。

 

意思表示は出来なくても気持ちはあります、
だからこそ言葉で伝えていくことが必要でしょう。

 

パット交換をする際に、無言で布団をめくられて
ズボンを下げられてオムツを取られたら、嫌じゃないはずがありません。

無言の介護をする職員に恐怖を感じている方も、
決して少なくないはずです。

 

ただ声かけをするだけじゃない

声かけが必要というのは、ただ声をかければ良いわけでもありません。

早口で言われても聞き取れないですし、
怒った口調で言われても気分は良くないでしょう。

 

声のトーンや口調によっても
人への言葉の伝わり方って随分違ってきます。

 

それに怒った表情や嫌々やっているかのような表情をされていては、
介護される側としても何もしてもらいたくないと思ってしまうでしょう。

あとは、命令口調で

「〜してよ!」「〜するからね!」

なんて言葉も聞いていて不快でしかありません。

 

私たち介護職員は「介護をしてあげている」のではありません。

いつでも入居者の方々の個々を尊重する気持ちを忘れず、
陰ながら老後をサポートするような気持ちでいるべきかと思います。

 

誰でも変わらず平等に

声かけは、特に目が見えづらい方には非常に重要なことです。

白内障・緑内障など視力が落ちていたりぼやけてしまっている、
あるいは全くみえないという入居者も多いです。

まず何が目の前にあるかを説明したり、
身体に触れる前には必ず優しく声をかけるなどの配慮が必要になります。

それが耳が聞こえづらくて補聴器を使ってみえる方の場合なら、
言葉とジェスチャーで伝えましょう。

 

寝たきりの方で意思表示も出来ない方の場合だって同じことです。

私たち職員の表情や声のトーン、
手の温もりなどで相手を感じることで伝わるのです。

どんな入居者様にも、同じ想いで支援をしていくことが大切かと思います。

 

何らかの不調があるもの

私が高齢者と接するようになって思ったのは
健康そうに見えても加齢や病から体や心のどこかに
かならず不調を抱えているもの。ということです。

 

私たちが若いころにはまったく感じなかった体の不調を
当たり前にお持ちの方がほとんどですから
例えば視力が弱ければ、歩行にも支障をきたしますし
階段を降りるのもゆっくりになりますが
この場合、足が悪いわけではありません。

 

私たちは高齢者の方の不調に気づき、
それに対応や気遣いをしていかなくてはいけません。
その人それぞれの不調に向き合い、適切な付き合い方をすることが
入居者さまにも自然と喜んでいただけると思います。

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